🧼 お風呂に入れない時の体と口の衛生ケア
更新: 2026年7月29日
体: 「全部洗う」より「汚れやすい所を毎日」
断水中はお風呂もシャワーも使えません。限られた水や物資で清潔を保つには、優先順位をつけるのが現実的です。
- 大判のからだふきタオル(ウェットタイプ)で全身をふく。顔・わきの下・股・足など、汗と汚れがたまりやすい所を毎日優先。
- 水のいらないシャンプー(ドライシャンプー)は、頭のかゆみ・べたつきのストレスを大きく減らせます。タオルで髪をふきながら使うとさっぱり感が増します。
- 蒸しタオルが作れる環境なら(カセットコンロでお湯を沸かせるなら)、少量のお湯で体をふくだけでもかなりすっきりします。
口: 災害時こそ口腔ケアが大切
災害時は歯みがきが後回しになりがちですが、口の中の清潔は体調維持に直結します。過去の震災では、避難生活中の口腔ケア不足と誤嚥性肺炎の関係が指摘され、高齢者ほど重要とされています。
- 水が少ない時は、少量の水(コップ1/3程度)で歯ブラシをすすぎながらみがき、最後に少しずつ口をすすぐ。
- 歯ブラシがない時は歯みがきシートや、ハンカチを指に巻いて歯をぬぐうだけでも効果があります。
- 液体ハミガキ(マウスウォッシュ)があると、水なしで口の中をさっぱりさせられます。
- 入れ歯の方は、入れ歯の清掃も毎日。外して寝ることも忘れずに。
手: 食事の前だけは確実に
- 手指の清潔は感染症予防の基本です。水が使えない間はアルコールタイプのウェットティッシュや手指消毒剤を使い、特に食事の前とトイレの後は確実に。
- 調理する人の手指衛生は最優先。おにぎりを握る時はラップ越しに握ると直接触れずに済みます。
下着・衣類: 洗濯できない前提の回し方
- 下着だけは毎日替えたいもの。使い捨て下着(紙ショーツ等)や、女性はおりものシートを下着の交換代わりに使う方法が定番です。
- 靴下の替えは足のトラブル予防に効きます。濡れたままの靴下で過ごさない。
- 少量の水が使えるようになったら、ポリ袋に水と衣類と少量の洗剤を入れてもみ洗いする「袋洗濯」が節水的です。
参考: 厚生労働省・日本歯科医師会の避難生活における衛生・口腔ケアに関する公表資料を基に、一般的な工夫として整理したものです。体調に不安がある場合は救護班・医療機関に相談してください。